シミの種類の基礎知識1
炎症性色素沈着(肌荒れ記憶じみ)
炎症性色素沈着とは
炎症性色素沈着とは、過去の皮膚の炎症や傷が色素沈着してシミとなるもので、美白化粧品でケア可能です。ニキビ跡や傷跡など、通常一時的に肌が薄茶色になって消えていくものが、シミになって残ったものなどを指します。
虫刺されや脱毛で肌が炎症を起こし、茶色から黒い跡になるのも炎症性色素沈着です。
美白化粧品の働き:期待度★★★
ビタミンC誘導体などの美白成分が入った化粧品を使うと、肌の透明感を引き出したり、艶のある肌へ導いてくれます。働きが期待できる美白化粧品へ
美白化粧品以外の有効な治療法「ピーリング」
基本的にはターンオーバーの促進が有効対策なので、ピーリングによって改善に向けた働きが期待できます。ただし、メラニン色素が真皮まで沈着してしまうと、レーザー治療でなければ取れないこともあります。
老人性色素斑(日焼け記憶じみ)
老人性色素斑とは
別名「日焼け記憶じみ」とも呼ばれ、シミの中でもっとも多く、若い頃に紫外線の対策をしていなかった人に多いシミです。数mm〜数十mmの丸い色素斑であることが多く、炎症性色素沈着と比べるとシミの境界がクッキリとする特徴があります。
早めに対策をすれば、美白化粧品でケア可能です。
美白化粧品の働き:期待度★★☆
はやめの対策が非常に重要になります。初期の薄い茶色のシミには美白成分が有効ですが、時間が経って真皮まで定着してしまったものには、美白成分は効果はないと考えたほうがよいでしょう。
働きが期待できる美白化粧品へ
美白化粧品以外の有効な治療方法「レーザー治療」
加齢とともに黒くはっきりとしたものもレーザー治療で対処できます。ただし、老人性色素斑のシミ細胞は紫外線ダメージを記憶してしまっているので「若い頃から紫外線を予防する」のが最重要となります。
肝斑(ぼんやりじみ)
肝斑(ぼんやりじみ)とは
肝斑(かんぱん)は主に、眼の下に左右対称に近い形でぼんやりと現われるシミで、色は茶色や灰色などさまざまです。原因は解明されていませんが、妊娠中に現れたり閉経で治ったりと女性ホルモンバランスが関係していると言われています。
美白化粧品を使うことで、肌に透明感を引き出し効果的にケアすることが可能です。
美白化粧品の働き:期待度★★★
発現原因は分かっていませんが、美白成分でメラニン抑制することで肌の透明感を引き出すことができます。肝斑は摩擦によって悪化するので、擦るのは厳禁です。
働きが期待できる美白化粧品へ
美白化粧品以外の有効な治療法「トラネキサム酸を服用」
メラニン色素の生成を指示する伝達物質を阻害する「トラネキサム酸」を数ヶ月服用すると薄くなります。「トラネキサム酸」は市販されています。
レーザー治療などで、刺激を与えると悪化させる恐れがあります。
雀卵斑(ソバカス)
雀卵斑(ソバカス)とは
スズメの卵の殻の柄に似ているため名付けられた、主に目の下にできる細かな色素斑を呼びます。雀卵斑(ソバカス)は遺伝的なもシミで、思春期(10代)にできはじめます。
色白の人に多く現れるのが特徴です。
美白化粧品でケアすることは理論上可能ですが、効果が現れにくい場合があります。
美白化粧品の働き:期待度★★☆
メラニンの生成を抑制することで薄くすることはできますが、遺伝的要素が強いため美白化粧品だけでは対策が難しい場合もあります。働きが期待できる美白化粧品へ
美白化粧品以外の有効な治療法「レーザー治療」
レーザー治療でシミを取り除くことができます。ただし、遺伝的にシミができやすい体質ですのでその後の紫外線対策も重要となり、再発の恐れもあります。
脂漏性角化症(出っ張りじみ)
脂漏性角化症とは
別名「出っ張りじみ」と言われるように、皮膚の表面がイボのように膨らみをともなって淡褐色〜黒色になるのが特徴です。医学的には、皮膚の良性腫瘍で、紫外線に当たったり紫外線のケアをせずに放っておくと大きくなります。
シミの進化系なので、美白化粧品のみで対策するのは不可能です。
美白化粧品の働き:期待できない
美白化粧品は効果がありません。
有効な治療法「レーザー治療」
炭酸ガスレーザーや液体窒素で治療します。レーザー治療は数回に分けて行うことが多く、かさぶたになった後薄くなります。
治療に伴い、炎症性色素沈着を伴うこともあります。
花弁状色素斑(強烈日焼けじみ)
花弁状色素斑とは
強烈に日焼けすることで顔・首・肩・腕などに現われる、花びら状のシミで形状が名前の由来となっています。海水浴だけでなく雪焼けでも、紫外線を強烈に浴びると同様の症状が現れます。
美白化粧品ではメラニンに成分が届かないため、効果がありません。
美白化粧品の働き:期待できない
メラニンが真皮まで到達してしまっているので、美白化粧品では改善が期待できません。
有効な治療方法「レーザー治療」
花弁状色素斑には、レーザー治療を行うのが確実です。そのほかの方法では消すのは難しいでしょう。患部は熱を持っているので冷やし、ビタミンCを含む食物をたくさん摂取しましょう。
自分のシミタイプを知って美白化粧品選ぶべき!
綺麗なシミのない肌は本当に憧れますよね。
だからこそ、どうにかしたくて様々な美白化粧品を試してみたり、エステに行ってみた方もいるのではないのでしょうか。
しかし、CMやテレビ番組、周りのアドバイスだけで情報を仕入れるのは正しいとは言えません。
加えて、「まだ大丈夫」と笑ってシミ対策を怠ると、後々後悔してしまいます。
冒頭にも述べた「自身のシミに対する理解」「厚生労働省認可の美白成分の知識」「美白化粧品の知識」の3つのポイントをしっかり抑えて、シミ対策をしましょう。
働きが期待できる美白化粧品へ
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